メモ。

2006年7月2日 日常
今日はろう教育に関わるパネルディスカッションに行ってきた。

ものすごく興味深かったのは バイリンガル教育ではなく
モノリンガル教育にしていこうという動きがあること。
モノリンガル、つまりは言語を一つにすること。
その言語はもちろん手話。
手話は未だ『言語』だと認定されていない。

『言語』と呼ぶにはやはり
それを日常化して使う集団がなくてはならない。
生まれてからずっと手話を使用する者は現在、減りつつある。
そもそも、生まれてからずっと手話を使っているひとはいないのではないだろうか。
耳が聞こえない とわかってから手話を学ぶ。
さらに、手話を学べるようになるのは、3歳くらいになってからだという。

また、言語と呼ぶには、発達段階にあわせた言葉を用いなくてはならない。
今のろう教育の現場では、指導する者も発達段階に合わせた手話を教えるところまで達してはいない。

そして 日本語対応手話・日本手話・中間手話・同時法による手話
どの手話も言語として認められるならば
ろう教育にはどの手話を用いるのだろう?
聴覚口話法にしたって 各学校でやり方が違うことで問題が起こっている。
全国で統一した形をとるべきなのか?
しかしそれでは、これまでろう者が獲得してきた手話の歴史を踏みにじってしまうことにはならないだろうか?

一口に、手話を言語化するといっても まだまだ問題は山積している。

あと10年もしたらバンコク草案が国連で認められ
手話が言語として認められるかもしれない。
その間に、ろう教育はどのように変化していくのだろうか?

・・・・・・・・・・・・・・・

折角 いい友達でいられると思ったけど
もう拒否反応すら出ている。
同じ教室に居たくない。

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